タッキー先生のこころのページにお越しくださりありがとうございます。
からだ学研究所 薬剤師タッキー先生です。
第4 回目はからだは「出すが先」の法則
からだの循環を考える時には必ず「排泄」が先。
そのあとに必要なものが「吸収」となります。
からだとは全然違いますが、人のご縁も先に色々なご縁つなぎをしていたら、ご褒美の様に他の「ご縁」もあとからできていきます。
お金も先に出した方が回ると言う話もありますね。
目的のない貯金は、お金さんにしたら「ちっともどこで活躍したらいいのかわからない」
ということになると、お金の専門家の方から聞いたことがあります。
お金(経済)は循環が大好きです。
私たちのからだの血液や体液と一緒。
留めておくと、腐ってきます。
仕事や人間関係を循環させたら 血液の巡りもよくなるかも。
この「出す」が「先」のお話を
薬剤師タッキー先生の目線で紐解くと……。
一日の始まりの時間って何時でしょうか? そりゃー、0時でしょうって思いますよね。
でもからだにとっては、午前3時が、一日の始まりだということを東洋医学の臓器時間が教えてくれています。
夜中1時から3時までというのは、東洋医学での「肝」の時間。ここでその日の自分を解毒し、今日までたまったいろんなものを分解します。
つまり、一日の最終の調整ですね。
★ そしてAM3:00。「肺」の時間が始まります。
分解した体内のものを、まずは呼吸にのせて外へ出します。
ほら、喘息発作って、朝方未明に多いのはこのためです。
からだの一日は、まず肺から「吐く」ことでスタート!
私たちは誕生の時、おぎゃーと泣くことで呼吸が始まります。
生まれてはじめての呼吸は、「吐く方が先」なんです。
★ 呼吸と同じように、腸の働きも出すほうが先。
AM5:00からは「大腸」の時間。
その時間にトイレに行くことで前の日までのお腹のものを空っぽにするということを表しています。
★ なぜならAM7:00から胃の時間、
AM5:00からは「大腸」の時間。
その時間にトイレに行くことで前の日までのお腹のものを空っぽにするということを表しています。
では、これを私たちの生活の中で照らし合わせてみましょう。
冒頭のお話を思い出してみてください。
思いやりも、人に何かしてあげることで、周りの人があなたにも優しくなります。
ご縁も同じ。色々な方をご縁つなぎしていると陰徳が積まれ、その後自分に大きなご縁がめぐってくるようになります。
なんとなく先出の法則って私たちの日常生活にも使えそうだと思いませんか?
私たちのからだのほとんどは「空洞」でできています。
実際からだに占める臓器の割合は3
割。その他の空洞には「気・血・水」というからだを循環させるためのからだの流れがあります。
この3 つの流れがうまく循環することで私たちの健康が保たれています。
ですから「気・血・水」のどれかが不足したり、流れが滞ったりすると、からだの不調が
起こるのです。
食べ物をエネルギー源とする私たちですから「気・血・水」はいずれも「胃腸」で創られます。
胃腸で創られた「気」を全身に運ぶのが「血」、
その「気」を運ぶための潤滑油が「水」。
この3つの力で、私たちの元気の源を創っているのです。
ストレスがかかっている時には「氣」が滞りがち。
今、疲れやすかったりしませんか?
こんな時はあなたのこころとからだを動かす「氣」が不足しているかもしれません。
これって私がやるべきことなのかな?
これは誰にも任せられないわー。
なんて思っていませんか?
貧血ぎみだったり、栄養がうまく摂れていないと思うことはありませんか?
そんな時は「血」が足りないかもしれません。
自分の居場所がどこなのかわからない急な変化でなんだかついていけないなんてことがあるかもしれません。
生理不順や肌荒れなどはありませんか?
そんな時は「血」が滞っているかもしれません。
大切なものを守りたい!と強く思っている。
自分が頑張らないと!と思っていることがあるかもしれません。
乾燥したりほてりやすかったりしませんか?
そんな時は水分が不足しているかもしれませんね。
嫌な思いをしてこころが冷えていたり自分の能力がうまく発揮できていないなと感じていたりしませんか?
むくみや冷えが気になるときは水が滞っているときかもしれません。
今、チャレンジできないと思っていたり、現実がうまく消化できていないと思うことがありませんか?
不調と「氣・血・水」の流れ
その時々の感情には何となく相関性がありそうです。
不調を改善する対処法と共に、自分の今の気持ちと向き合ってみるのも、ひとつの解決法につながることもあるかもしれませんね。
やる気が出ない、何となくものごとが滞っている時は、からだのどこに力が入らないのか、気持ちがどんなことで滞っているかを感じてみるだけでも、からだの様子は変わるかもしれませんね。
「薬剤師タッキー先生のこころのページ」シリーズ
タッキー先生
1957年生まれ、兵庫県出身。通称「タッキー先生」。神戸女子薬科大学薬学部薬学科卒業。
薬剤師、からだの通訳者、天城流湯治法師範。
20年間で約18万件のカウンセリングをした薬剤師時代に「同じからだの症状の人には、同じ口グセがある」ということに気づき、こころとからだの結びつきについても東洋医学、生理学、心理学を学び始める。それらの経験をもとに、からだの部位それぞれからの声を伝える「からだの通訳者」として活躍中。ドラッグストア薬剤師時代には、商業界同友が選ぶ全国の「販売の達人150人」に選出される経歴を持つ。
タッキー先生公式HP:http://tackeysensei.com
からだ占いブログ:https://ameblo.jp/uranai-karada/