コレクション: 宇治園の看板茶

― 小佳女(おかめ)と火男(ひょっとこ) ―
やわらかに微笑む“小佳女(おかめ)”と、口をとがらせてウインクする“火男(ひょっとこ)”。
どこかユーモラスで、どこまでも愛嬌のあるふたりは、宇治園を代表する看板茶です。
“べっぴんやのーても、あじのええもんを”——
美しさよりも中身の良さを大切にする精神から生まれた「小佳女」は、深蒸し煎茶の濃厚な旨みと香ばしい焙煎香が特徴。
静岡・宇治・嬉野の茶葉を独自にブレンドし、鮮やかな濃緑の水色と奥行きある味わいを追求しています。
一方、“火男”はその名の通り「火」にこだわった浅火ほうじ茶。
職人が遠赤外線でじっくりと焙煎し、黄金色の水色と炒りたての香ばしさを引き出しました。
茎茶の甘みと香りがやさしく広がる、繊細で上品な一杯です。
「小佳女」と「火男」は、見た目も性格も対照的でありながら、互いを引き立て合う名コンビ。
深い味わいと香りが心をほぐし、日常のひとときを豊かに彩ります。
伝統の技と遊び心が息づく、宇治園の“看板カップル”をぜひお楽しみください。