熟練職人の経験による「手づくり」によって丁寧に仕上げた小さな小さな一粒の金平糖。
斜めを向いた直径約2mの平釜に、グラニュー糖を素とした芯を入れ、独自の比率の蜜(砂糖液)を少しずつかけては、鍬(くわ)でならす地道な作業と、釜の角度や火加滅も仕上がる工程と共に変化させ、10日~14日程の日数を要して創り上げます。

金平糖について

“こんぺいとう”の名はポルトガル語で砂糖菓子を意味する「Confeito(コンフェイト)」が由来であり、その歴史は、1569年にポルトガルより日本に来た宣教師であるルイス・フロイスがコンフェイトを織田信長に献上した事が、日本でのきっかけであるとされます。
その後、1639年の鎖国令による、ポルトガル船の来航禁止に伴い、一時は日本から途絶える事となります。
しかし、再び唐人により製法が伝来され、日本人が自らの技術で製造する事で現在の基礎が出来ました。